千駄ヶ谷駅から徒歩5分|笠茂歯科医院

研修会・セミナー

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SEMINAR

研修会・セミナー

今年度はコロナウイルス感染の影響で開催しておりません。
   昨年度実績
   東京開催2回、福岡開催2回
   実習セミナー2回
   無料市民講座1回

セミナーは歯科医師、医療従事者に対して「重力と咬合」をメインテーマにサブタイトルを 「重力に支配されている身体、進化、発生、解剖、生理、運動学からの考察と実践」とし講演、実演、実習をしています。

地球上に存在する我々を含め全てのものは重力に支配されることになります。 その為、最小限の抵抗で身体のバランスを整えることが要求されます。 それは支柱である骨格が左右前後バランスよく機能することを意味します。 全身の骨格は靭帯などの軟組織で連結され筋肉によって動かされています。 この筋肉を総合的にコントロールしているのが筋膜と言われるものです。 筋膜は最も外側では、一つの袋のように全身を覆っています。そして、外の環境から身体を保護するため 筋膜の上を一枚の皮が「皮膚」として外界と遮断しています。 つまり全身は一枚の皮で覆われ、これらの歪みは全身におよぶということです。

そして問題なのが、歯牙(歯)は歯槽骨(顎の骨)に歯周靭帯(歯根膜)で連結された骨格であるとあまり認識されていないことです。 骨格であるとの認識がされていないため簡単に変化させたり、変化させることを要求してしまうのです。 歯牙は明確な骨格ですので筋膜や皮膚に大きく影響を受けます。下あごは頭にぶら下がっている形になっていますから 他の骨格に比べ特に影響を受けます。そして、骨格である歯牙の変化は噛み合わせの不調となり全身に影響を及ぼすのです。

セミナーでは左手の中指をわずかに捻じることによって噛み合わせが変化することを 体験してもらい、噛み合わせが全身のわずかな変化に対して敏感に反応することを 理解してもらっています。

治療において最も重要なのは、診査、診断ですので、症例別にどのように診査、診断し 治療方針を立て治療したかを解説しています。

診査として最も重要視しているのは肩甲骨と後頭部の筋肉を触れるとこにより得られるデータです。 いわゆる筋触診ですが、これによりどの歯牙が最も接触しているか判ります。 治療としてはこの接触を消す為に何をするかです。 その接触が天然歯牙である場合は、削合せず他の歯牙の人工物(かぶせ物、詰め物)を 仮歯に交換したり直接レジンを接着させたりし、噛み合わせを高くしこの接触を消します。 この時重要なのが、左右の肩、頚部、胸部の筋肉が均等にリラックスすることです。 これを達成する為には筋触診が不可欠ですので、セミナーでは筋触診のトレーニングも行っています。

セミナーでは上記のことを含め噛み合わせと全身、噛み合わせと重力の関係を 進化、発生、解剖、生理、運動学などで解説し、実体験と実習を交えながら 複雑な噛み合わせの問題を解決できるよう私の治療法を伝えています。

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